オープンイノベーション

未来につなぐ創薬を支えるオープンイノベーション

当社は、1960年代から、プロスタグランジンの創薬研究において、大学など研究機関との提携を通じて新たな創薬シーズを見出し、そのシーズを出発点として画期的な新薬の創製につなげてきました。これは、米国ハーバード大学のヘンリー・チェスブロウ教授がオープンイノベーションの概念を提唱した2003年よりも30年以上前のことです。
現在も、探索研究提携部・事業開発部が各研究センターや開発本部などと連携して、重点領域を中心に世界トップクラスの研究者との共同研究やバイオベンチャーとの創薬提携および積極的な化合物ライセンス活動を行っています。他社に先駆けて最先端の研究情報を掴み、その情報をもとに素早く創薬を進めるには、スピード感を持った提携活動が重要になります。そのため、創薬研究の現場で経験を積んだ研究員が米国・英国の現地法人にそれぞれ駐在し、世界をリードする欧米の研究者やバイオベンチャーを訪問して新たな提携を立ち上げています。
なお、現在は国内外で300件近くの研究・創薬提携が稼働しています。

Ono Venture Investment, Inc.

米国子会社「Ono Venture Investment, Inc.」を2020年に設立しました。画期的な新薬の創製に向けた創薬標的や先端技術への戦略的投資を行うことで、創薬・研究開発におけるさらなる競争力の強化につながることを期待しています。

画期的新薬創製に向けた創薬標的や先端技術の導入・提携を目的として創業初期バイオベンチャーを対象とする投資活動を行っています。