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2026.09.02
ライセンス

米国Aitia社と神経領域における創薬提携を開始 —最先端の因果AIで構築したデジタルツインを活用—

  • Aitia社のデジタルツイン(Gemini Digital Twin, GDT)は従来型AI(相関AI)では不可能だった抽出標的の因果関係を推論でき、リアル患者の疾患特性を有する仮想患者モデル
  • GDTはAitia社の因果AIで構成されるREFS™技術により構築され、遺伝、発生、神経ネットワーク、免疫、環境など複数要因が複雑に絡み合う神経領域の疾患における新規治療標的探索への活用が期待
  • Aitia社との提携で同定した治療標的に対する医薬品候補について、全世界で独占的に研究、開発、商業化を行うオプション権を保有

 小野薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長COO:滝野 十一、以下「当社」)は、Aitia, Inc.(本社:米国、マサチューセッツ州ケンブリッジ、最高経営責任者:Colin Hill、以下「Aitia社」)と創薬提携契約を締結しましたことをお知らせします。

 本契約に基づき、Aitia社はGDTを構築できるREFS™技術を用いて、神経領域における新たな治療標的およびバイオマーカーを探索します。当社は、本提携でAitia社が同定した治療標的に対する医薬品候補について、全世界で独占的に研究、開発および商業化できるオプション権を有します。

 当社の執行役員 研究本部長である勝又 清至は、次のように述べています。「当社は、これまで神経領域を含むアンメットメディカルニーズの高い疾患領域で革新的な医薬品の創製に取り組んできました。Aitia社との提携により、最先端の因果AI技術を活用することで、病態が複雑で発症機序解明が進んでいない神経領域で真の治療標的を見出し、革新的な医薬品の創出を加速できることを大変うれしく思います。今回の提携を通じて、当社の神経領域の開発パイプラインをさらに拡充し、病気で苦しむ患者さんに一日も早く新薬をお届けできるように取り組んでまいります。」

 Aitia社の最高経営責任者であるColin Hillは、次のように述べています。「神経領域で経験と実績を有する小野薬品と提携できることを大変光栄に思います。私たちの最先端の因果AIを用いたREFS™技術を活用することで、従来型AIでは見出すことができなかった真の疾患メカニズムや治療標的を明らかにするGDTを構築でき、新たな治療薬の開発を加速できると確信しています。」

REFS™技術について

 REFS™技術は、Aitia社が独自に開発した最先端の因果AIを用いた画期的な創薬プラットフォームであり、因果AIを用いたシミュレーションにより、患者の臨床情報やオミクスデータを統合的に解析し、従来型の相関AIを用いたデータ解析では見出せなかった新しい治療標的や病態の仮説を因果関係に基づいて予測できる仮想患者モデル(GDT)を構築できる技術です。特に、病態解明が進んでいない創薬難易度の高い神経領域においてAitia社のREFS™技術を活用することで、これまで発見できなかった新たな疾患メカニズムや創薬標的が見つかることが期待されます。

Aitia社について

 Aitia社は、独自の因果AIで構成されるREFS™技術を活用するバイオテクノロジー企業です。患者や疾患の情報からデジタルツインを構築し、がん、神経、免疫などの領域で、新たな治療標的やバイオマーカーの発見に取り組んでいます。