米国Mediar Therapeutics社と線維性炎症性疾患に対する新規抗体医薬品創製に向けた創薬提携・オプション契約を締結
- アンメットメディカルニーズの高い線維性炎症性疾患を対象に、新規抗体医薬品の創製を目的とした創薬提携を開始
- Mediar社の抗体創薬の専門性と、線維化生物学に関する深い知見を活用し、自己免疫病態に関連する免疫介在メカニズムを探索
- 本提携で創製される抗体医薬品候補について、当社は全世界で独占的に開発・製造・商業化するオプション権を保有
小野薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長COO:滝野 十一、以下「当社」)は、線維症を対象とした創薬で実績のあるMediar Therapeutics, Inc.(本社:米国、マサチューセッツ州ボストン、最高経営責任者:Rahul Ballal, Ph.D.、以下「Mediar社」)と、線維性炎症性疾患に対する新規抗体医薬品の創製を目的とした創薬提携・オプション契約(以下「本契約」)を締結しましたので、お知らせします。
本契約に基づき、当社とMediar社は、線維性炎症性疾患を対象として、抗体医薬品候補の探索・創製を共同で進めます。Mediar社は、抗体創薬に関する研究能力ならびに線維化研究プラットフォームから得られる生物学的知見を活用して研究活動を実施します。当社は、本提携で創製される抗体医薬品候補を全世界で独占的に開発・製造・商業化するオプション権を保有します。
なお、当社のコーポレート・ベンチャー・キャピタルであるOno Venture Investment, Inc.は、2021年3月に完了したMediar社のシード・エクステンション資金調達ラウンドに投資家シンジケートの一員として参画しており、以降、同社と協力関係を構築してきました。
当社は、免疫・炎症を含むアンメットメディカルニーズの高い重点領域において研究開発パイプラインの強化に取り組んでいます。本提携を通じて、革新的なバイオ医薬品の創出を加速し、線維性炎症性疾患に苦しむ患者さんに新たな治療選択肢を提供することを目指します。
当社 執行役員 研究本部長である勝又 清至は、次のように述べています。「線維性炎症性疾患は、依然としてアンメットメディカルニーズが高い領域であり、意義ある新たな治療の実現には、革新的なバイオ医薬品の創出が重要であると考えています。Mediar社は、線維化領域および抗体創薬において深い科学的専門性を確立しています。Mediar社の強みと当社の免疫・炎症領域での研究経験を組み合わせることで、患者さんに新たな治療選択肢となり得る新規抗体医薬品の創製を目指します。」
Mediar社 最高経営責任者であるRahul Ballal, Ph.D.は、次のように述べています。「小野薬品との戦略的提携はMediar社にとって重要なマイルストンであり、線維性疾患において主要な原因細胞である筋線維芽細胞に直接アプローチすることで新たな治療可能性が切り拓かれつつあることを示すものです。当社の抗線維化創薬に関する専門性を活かし、幅広い疾患に対して新たな治療候補の創出を推進してまいります。」
Mediar Therapeutics社について
Mediar Therapeutics社は、線維性疾患治療に対する新たなアプローチを開拓しているバイオテクノロジー企業です。同社は、線維化において瘢痕形成や疾患進行、最終的に臓器不全を引き起こす主要な原因細胞である筋線維芽細胞に着目した創薬を推進しています。線維化の発症・進展に関する深い科学的知見に基づき、新規標的、血中バイオマーカーおよび実績のある創薬モダリティを組み合わせることで、線維化治療薬の開発リスク低減に取り組んでいます。
詳細は、[email protected]までお問い合わせいただくか、同社LinkedInをご参照ください。